私の愛した未来
突然の未来の言葉についていけない。
「ま、毎朝??!一緒に行くの?」
「なんだよ、嫌なのか?」
「い、いやじゃない!」
むしろ心の底から嬉しいのに。
素直じゃない私。
「で、でも…私朝練あるから…早いよ?」
「知ってる。」
「でも…未来は学校に早くいってもメリットないんじゃ…?」
「もぅ、春子!未来くんが一緒に行ってくれるって言ってるんだから。甘えときなさい。」
「お母さん…」
こんなチャンスもう二度とないかもしれない…。
好きな人と登校なんて…嬉しすぎて倒れちゃいそう。
「…じゃあ…お願いします。」
「ん。」
そう言うと未来は満足そうにお肉を食べ始めた。