私の愛した未来
練習が終わって未来に近づくと
なにやら未来はスケッチブックにペンを走らせている。
「…未来?」
「っ、ぉ、おう…終わったか。」
「うん…未来は?なにやってたの?」
「いや…。」
未来はささっとスケッチブックを片付けて立ち上がる。
「ほら、教室行くぞ。」
「ま、待ってよっ…」
若干…未来の顔が赤くなってるのを私は見逃さなかった。
「未来?大丈夫?」
「は?大丈夫だけど。」
うーん…
顔が赤くなってた気がするんだけどな…。
気のせい??!
教室に入ると既にクラスメイト達が集まっていた。
…それに…。
なぜか後輩の女子達がいっぱいいる。
なんで?