私の愛した未来
「幼なじみでも…しばらく会ってなかったんじゃなかったか?」
「…まぁな。…いいから拓真は彼女と楽しんどけよ。」
「!!お前…今…俺のこと拓真って…!やべーー!嬉しすぎるっ、今俺…お前にキュンってしちゃったじゃねーか!」
「はぁ?なんでキュンってすんだよ。」
「分かんねぇけど…お前の低音ボイスやべーー!」
…?
なんか話が逸れてくれて良かった…のかな?
2人が仲良さそう?にしてるから
里奈も笑ってるし…。
まぁ、結果オーライ?
「よっしゃー!楽しい旅行にするぞー!」
人一倍拓真くんは楽しみにしてるみたいだし。
そんな風に楽しそうな拓真くんを見てたら
未来の視線に気付いて 未来を見ると
苦笑いしてたけど…。
未来もあながち嫌そうではない。
昔から…誰とでも仲良くなれちゃうんだよね、未来は。
面倒見がよくて、優しくて、カッコよくて…
優しくて、頭が良くて…冷静で。
そんな未来との旅行を私は心待ちにしていた。