私の愛した未来


「えっ!!?」

「大変なことになってるでしょう?」


私の頭は軽いパニックになりかけている。


「…ちなみに、私と拓真はDグループだから、助けてあげられない…それに代表にもなってないし…」


ウソ…。

こんなことってある??


「えー、各班男女混合で代表者は3人選んであるから!っと…今日は柴崎は仕事で欠席だから……風戸!Bグループは2人だけど、よろしくな。」


山内先生が私の方を見て
手を挙げる。


ムリ無理無理無理ーーー!
だって、あれからまともに林くんとは話せてないし…

2人きりとか絶対ムリ!


こんな時に未来は仕事なんて!!


「里奈ぁ…どーしよ。」


「えっ、とりあえず…今日は乗り切るしかないかな…」


「や、やっぱり…?」


未来もいないし、里奈や拓真くんも代表になってないし…


それに他の班の代表の人を見ても
私が話せる人はいなそうで…。


絶対気まずい…。

放課後の会議より前に林くんに告白の返事をする勇気もないし、
振ってから2人でいるのも耐えられない。

だからと言ってこの先何回か集まりはあるって言ってたし…

未来がいても、振ってからまた林くんと顔を合わせるのは…

いっそ、部活があるからって言って逃げちゃう…??


「会議に出席するものは必ず出るように!部活を理由に欠席するのはなしな!顧問の先生達も承知してるから。」


う…。

思ってたことを読まれたようなタイミングで先生が忠告する。


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