その笑顔反則につき。
その後何事もなく二人と遭遇し、みんなで遊んで下山した。
体操着ドロドロだから洗わないと。
楽しかったなぁ。
桃田くんと佳奈美ちゃんは自由だったし、真里と絵馬くんは喧嘩ばっかりで私と世緒はただ話して。
いつもと何も変わらないことしかしなかったんだな。
遊んだけど。
鬼ごっことか小学生のとき以来。
登山するより体力使った。
あ、時代劇のドラマ録画してたんだ見よ。
【セオくんはみんなのアイドルなのに】
私達の近くにいた女の子達の言葉が頭から離れない。
気にしないというのは無理があり過ぎたみたいだ。
嫉妬と妬みほど怖いものはあるのだろうか。
世緒に貰ったアメ玉舐めてなかったなぁ。
…大切にしまっておこう。
世緒には内緒で。