その笑顔反則につき。




「あぁ〜短距離が始まったみたいですよぉ!」





「本当ですね!ひぃちゃんも見てみてください!!」






「え、あぁーうん」






女子四人で短距離走の観戦。



不安しか残らないメンバー



あっ、虎先輩爆走してる。



隣走ってる人可哀想。




「確か次ぎは絵馬くんの番だよ?」




「知ってるもん」





隣に座っている真里に囁くと知ってるもん発言。




実は絵馬くん脈アリなんでは?





「茶原くん頑張ってください!」 




「頑張れー」





佳奈美ちゃんや翡翠が応援する中隣から小さな声だったけど確かに聞こえた。





【一位にならなきゃヤダよ】





微笑ましいこと。




絵馬くんなんとか一位でゴール。




次のレーンは世緒と…野村くん。





「位置について、よーいドン!!」





始まった。




世緒は最初で遅れて二位。




大丈夫、大丈夫!




「世緒ならこせるよぉー!!」




気付いたら叫んでた。




ただただ、世緒に一位になって欲しくて。




ラストスパート世緒と野村くんが同時にゴールしたように見えたが、結果は青軍だ。






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