その笑顔反則につき。
「須佐さん。何があったんですかぁ?」
「須佐さんとか言うな」
「や、でも今は須佐さんでしょ?キャラガチで崩れてるし」
「………」
私は真里の隣に座ると彼女が泣いていることに気がついた。
もしかして、私がボッチだったのと関係してるのかなぁ。
自分一緒に傷つけるとか、ほんと不器用なんだから。
「どうしたの?」
「私、涼香に嫌われることした」
「植木を傷つけたかもしれない」
なんとなくだけど状況は掴めた。
「私を心配してのことなんでしょ?だから私はどっちかって言うと嬉しいなぁ」
「真里と翡翠も仲良くしてくれたないいなぁとは、思うけどさ。私、真里以外はどうでもいいけら」
「甘やかすなバカ」
「はいはい、バカですよー」
真里が須佐さんになったのは驚いたけど、ある意味一段落が付いたんだと感じた。
「みんな待ってんじゃない?早く行くよー」
「ちょっ、待ってくださいよぉ~」
真里の調子も良くなった事だし!女子お手製のお弁当早く食べたいなぁ。