その笑顔反則につき。
えっとー、トマトと卵と…。
いいや、帰りに買おっと。
目的もなくモール内をうろついてたら、いつの間にか世緒が前に連れて来てくれたアクセサリー店に来ていた。
【LITTLE BOY】
私が一人で入るのは気の引けるお店だけど、前来た時に気になってたのがあったんだよね。
「ふぅー」
よしっ!入るぞ!!
「いらっしゃいませぇー」
……。
目が点になるってこう言う事言うんだなって。
冷静に分析しちゃてるあたり、私大丈夫かな?
「あっ!涼香ちゃんだー。世緒と一緒じゃないの」
「ご無沙汰してます。えっと、八坂先輩」
「今客居ないからこっち来なよー」
「はぁ」
まあ確かに入口に居られたら邪魔だよね。
八坂先輩がいるレジの方まで移動した。
「後、せめて世理先輩って読んでねー。世緒も世菜も八坂だからねー」
えっと、世菜先輩先輩は世理先輩の双子の妹さんだったよね?
「アルバイトですか?」
「そう、アルバイトなぅだよ?」