きみがいることが理由になる。

「あっ星の写真集!ほんとに好きなんですね!」


なんか、恥ずかしい気持ちだった。
知られたくない訳でもないが、
なんか、なんか。


「あっはい。」



「ここ座ってもいいですか?」


私の前にあるソファーを指さし聞いてきた。


人見知りだが、断れない私の性格。

「はい、どうぞ!」


席に着くなり、


「すみませーん!カフェオレ1つ!」



あれっ?
注文してる・・・
どれだけいるつもりなんだろう・・・


上手く話せるか不安が募る。
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