きみがいることが理由になる。
二人になった、私たち。
「啓太って、ほんと仕事人間でさー」
佐藤さんが話始めた。
「どんな時でも、会社から連絡あったら飛んでいくし。
前なんて、ボーリングの途中で電話あってまだ残ってんのに帰ったからなー笑」
「そうなんだー笑」
「俺が一人で二人分したんだよー笑」
「おもしろいねー笑」
「でも、そう言う真面目なやつだから、信用してて一緒にいるんだろーけど。」
二人の関係が見えた気がした。
それから1時間くらいして、店を出ることにした。