きみがいることが理由になる。

「最終になっちゃったねー」


私の方を見ながら、佐藤さんが言う。


外で見ると、いつもと違う感じが少しする。


こんなに背、高かったんだー。


ホームで電車を待つ。


~♪


時間になり、到着した電車は相当混んでた。


「案外混んでるねー」



「真田さん、大丈夫?」



「うん!」



乗ったはいいけど、混んでて持つところもない。





ーーー「発車いたします。」




発車した途端、私は少しバランスを崩した。


「こっち、おいで。」



佐藤さんは、そう言うと私の肩に手を当て自分の方へと少し寄せた。




ーーードキッ


やばい・・・近すぎる。


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