きみがいることが理由になる。

「楓、大丈夫?」





「あっ、うん。」




晴香は、思ったより冷静だった。





「楓、何も言わないけどさ!
佐藤さんのこと好きなんでしょ?」




「えっ?」




「見てれば分かるよ。そんなことくらい。」



気付かれてたのか・・・。




「そっか。でも、今ので分かんなくなった。私、本当は佐藤さんの事何にも知らない・・・」




私は、何を見て、あなたを好きになったのでしょうか?





私の知ってるあなたは、誰ですか?





星を見に行く約束は、ただの暇潰しですか?

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