もう、誰も好きにならない。
机の中を覗いてみると
教科書たちは消えて、空っぽの状態になっていた。
隠されたのか、捨てられたのか。
とりあえず、授業を受ける事が出来なくなったのは間違いない。
・・・・・・・・・・・・机の落書きでも削り落とすかな。
ウチの学校の机は木製。 ヤスリで削れば消えるカモしれない。
・・・・・・・・・・・ヨカッタ。 プラで出来てなくて。
正味どうでも良い事に喜んでいる自分に、情けない笑いが漏れた。