もう、誰も好きにならない。
「・・・・・・・・・・・我慢できなくなるんだよ!! 気持ちが抑えられなくなるんだよ!! 二宮くんには分からないでしょ!??」
言いながら二宮くんの手を振りほどこうとするも、尚もグッと力を入れ、開放してくれない二宮くん。
「我慢出来ないって何?? それは病気なの?? 怪我なの?? 違うだろ?? オマエは我慢が出来なかったんじゃない。 我慢を、しなかったんだ。 ふざけた言い訳で自分を正当化してんじゃねぇよ」
「・・・・・・・・・・・・」
何も言葉が出てこなかった。
二宮くんが、正しすぎて。
ただ、涙だけが流れた。