もう、誰も好きにならない。








泣きながら机を擦り続けていると







--------------ガラ。







準備室の扉が開いた。







慌てて袖で涙を拭き取り、扉の方に目をやると







「何してんの、冴木」







扉を開けたのは、二宮くんだった。
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