薔薇の夢をあなたに
「このおとぎ話では、サタンを3つの石によって3人の王が封印したとある。
ここまで来たら、とことんこの話を信じてみよう。
封印が緩んでいるのなら、また僕たちで封印すればいい。
三つの石はおそらく【太陽の石】【月の石】【星の石】だ。
そして3人の王とは、各国の王のことだろう。
もちろん【太陽】の王はジュリエット。」
レイの視線にうなずく。
「【星】の王はアレン国王。そして、【月】の国王、どうやら安否不明のようだが信じて探し出すしかない。」
途方もない話だ。
存在するかも定かではないおとぎ話の石を探し、各国の王の協力を得なければならない。
しかも、根拠はたった一冊の絵本。私は軽いめまいを覚えた。
「ジュリエットの命が狙われている以上、いつまでもじっとしているわけにはいかないな…。
じきにここも見つかるだろう。いちかばちか、この話に賭けてみよう。」
デイヴィスはテーブルの絵本に大きな手のひらを重ねた。
「やるしかないのね…」
「ジュリエット、君は必ず僕が守り抜く。」
レイが強い意思の宿った目で私を見る。
「ジュリエット。レイだけじゃない、俺もロゼットもいる。
一座のみんなもいる。」
力強い笑顔を見せるデイヴィスに、温かい笑顔のロゼット。
私は、みんなを見まわして静かに頭を下げた
「ありがとう…」
ここまで来たら、とことんこの話を信じてみよう。
封印が緩んでいるのなら、また僕たちで封印すればいい。
三つの石はおそらく【太陽の石】【月の石】【星の石】だ。
そして3人の王とは、各国の王のことだろう。
もちろん【太陽】の王はジュリエット。」
レイの視線にうなずく。
「【星】の王はアレン国王。そして、【月】の国王、どうやら安否不明のようだが信じて探し出すしかない。」
途方もない話だ。
存在するかも定かではないおとぎ話の石を探し、各国の王の協力を得なければならない。
しかも、根拠はたった一冊の絵本。私は軽いめまいを覚えた。
「ジュリエットの命が狙われている以上、いつまでもじっとしているわけにはいかないな…。
じきにここも見つかるだろう。いちかばちか、この話に賭けてみよう。」
デイヴィスはテーブルの絵本に大きな手のひらを重ねた。
「やるしかないのね…」
「ジュリエット、君は必ず僕が守り抜く。」
レイが強い意思の宿った目で私を見る。
「ジュリエット。レイだけじゃない、俺もロゼットもいる。
一座のみんなもいる。」
力強い笑顔を見せるデイヴィスに、温かい笑顔のロゼット。
私は、みんなを見まわして静かに頭を下げた
「ありがとう…」