月明かりと薄桜 -誠の絆-


誰もいない部屋の中

得にすることもなくぽつりと

そこに私は存在していて



現代に帰ったら

また私は一人になっちゃうんだ

誰もいない家の中でまた沈黙の中生活していくんだ



そう思うと一人が嫌で嫌で仕方なかった


別にお父さんのことが嫌いなわけじゃない

私のために毎日働いてくれて

むしろ感謝をしている



だからこそ一人の原因がはっきりとしなくて


解決できなくて

"しょうがない"の一言でいつしか済ませるようになった



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