月明かりと薄桜 -誠の絆-


言っちゃった…

少しスッキリしたけど

同時に後悔した




「…は?なんで?だって平助は____」


「私は知ってるんです!」




沖田さんが何を言いたいのか分かってる

けれどそれ以上に

私は彼らの未来を知っていて

それを変えることは許されない




「説明しなよ…!」



沖田さんの鋭い目が私を睨みつける

冷たいその目は


本当のことを言わないと斬る


そう言っているようだった




私だって信じたくないよ…

でもね、これが本当のことなんです____





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