不器用ちゃんと不器用くん。
そして、昨日の帰り道でのことも話した。
「それで今日は朝からずっと、茉奈の様子がおかしかったのね。」
全てを聞き終えた結衣は、納得したようにうなずく。
「茉奈のこと泣かせるなんて、絶対許さないんだから。」
「ふふっ、ありがとう結衣。」
頼もしい親友を持って、やっぱりあたしは幸せだと思った。
「まあ、いまのとこ何もないみたいだし、何かあったらすぐあたしに言うんだよ?」
「うん。」
ほんとにこのまま何もなければいいんだけど、、
そんなあたしの願いは、いとも簡単に崩れることになる。