不器用ちゃんと不器用くん。




隣を見ると、あの嫌味で大嫌いな表情をしていた。





「べっ、別に!びびってないし!」




あたしは動揺で、少し声がふるえてしまう。





「ふーん。じゃ、屋上行くか。」



「はっ?えっ?保健室、、、」




柊くんはくるっと向きを変え、屋上につながる階段に向かって歩いていく。





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