【完】絆-嘘から始まる友情-
さすが、社長の娘。
豪華な病室に入院か....。
あれ、部屋には誰もいない.....?
見渡しても、人の姿はない。
『おかしいな...』
良く見ると、ちょこんと小さな女の子が、窓の外を見ていた。
大きな部屋に、小さい子...。
気づかなかった。
『あの...』
あたしが静かに呼ぶと、
女の子は、パチッとあたしたちを見た。
凄く驚いているようだ。
視線の先には.....
あおいがいた。