ずっとずっと
でもなかなかそんなことはできなくて。



「ユイちゃんいい子すぎて俺やばーい」



「何言ってるんですかー」



気づけば、真っ暗な道にただ一人。
携帯を握りしめて、肝心の散歩をしていなかった。


寒い。



でもなぜか心は暖かくて、今自分が欲しかったものが少しだけ手に入った気がした。



そしてもうすぐ、新しい夜の日課が始まる。
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