大切な物 [続き]
その場で泣くと親に見つかるので

杏は急いで2階にあがってベッドに飛び込んだ。

「まぁクンに電話しよぉかな。」

プルルルルルル・・・

「もしもし」

「まぁクン??今大丈夫??」

「ゴメン。これからバイトなんだまた後で電話する。」

「そっかぁ...ゴメンネ!!バイト頑張ってね」

「おう。じゃな」

「ばぃばぃ」

ブツ・・・プープープー

話し相手が居ないって寂しいな。

そぉ思ったトキまた涙が溢れ出してきた。

「もぉッ...」

自分で自分を嫌った。


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