喫茶の謎解き意地悪紳士




すやすやと隣で寝ているエルを起こさないように、詩音はベッドから抜け出して部屋を出た。

時刻は夜中の2時半。

いつもならとっくに寝ている時間。

だけど、この日はなかなか寝付けなかった。

それはそうだ。

父が何者かに殺されたのだから。
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