喫茶の謎解き意地悪紳士

そして、テーブルに置かれたサラダやスープを全て床にぶちまけた。

「私を殺す気なんだな。もういい。私は部屋に戻る。」

大司は立ち上がり、食堂を出ていこうとする。

「大司さん。草木さんもあなたのことを気遣って……」

友美が駆け寄り、大司に微笑んだ。

「うるさい!貴様などにやる遺産はない!消えろ!!」

大司はそれだけ言い残し、食堂を出ていった。
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