喫茶の謎解き意地悪紳士

外国人で日本語も話せない幼い少女が、一人でこんなところに来るとは考えにくい。

「エルは……僕にもわからない。」

「わからないって……」

「エルには負の感情がないんだ。僕は彼女からなんの感情も感じ取れない。」

叶亜が悲しそうに言った。

なんだか、胸が痛くなる。

部屋に沈黙が流れた。

そのときだった。
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