Honey ginger
潤也SIDE




「こういう時ぐらい、ちょっとは黙りなさい。」



そういうとひんやりと冷たい手が



額にのっかる。



冷たくてきもちがいい。


「ほら、着替えられないなら、私が着替えさせるから、

 あとから憎まれ口叩かないでよね!」




スウェットを取るために離れようとする手。

俺はもうすこしその手を額に当てたままでいてほしくて



手をつかもうと右手をあげうようとしたけど


うまく上がらない。



身体が重い…。



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