Honey ginger
「綾子、彼氏~彼氏~なんて言ってるけど、もう3年だよ?出会いないじゃん」
そう、私はもう18歳で高校三年生。いわゆるLJKってやつ。
だいたい学年の男子なんて知ってるし、誰かしらと付き合ってるから
新しい出会いもなければ交際に発展するわけでもない。
「ってことで今後卒業するまでに綾子に彼氏ができる確率は10%未満だね」
からかうような意地わるーい目つきで私を見つめながら断言する
まぁ?確かにおっしゃる通りですとも?
でも!でも!そんなに断言されると悔しいではないですか!
悔しさてちょぴり握りしめすぎた紙パックのいちごジュースを
ダン!と机に置き、
「いや!もしかしたらその10%の確率ででき「いや!ないから!てか、ジュースこぼれて
制服に染みになってるから!」
「へ!?」
恐る恐る腹部から胸部にかけての部分を触るとひんやりと冷たく湿っている。
えぇぇぇぇぇぇ!?見下ろすと、そこには大きなシミが…。
「早く洗ってらっしゃい、もう!そんなに汚して。」
「はぁーい」
千夏は私の母親か!と心の中で突っ込みを入れながら