誰が好きなの?

「待てよ」


「離して‼」


強く掴まれる私の手首。

私は彼の手を離そうと必死。



「お前だって隠れてこそこそやってんじゃねぇか。

俺に注意する資格はねぇし」


こんな理不尽なこと言われるなんて、思ってもみなかった。


秦野尚輝って、こんなヤツだったんだ。



私みたいに彼氏に縁の無い女の子を弄んで捨てる・・・


そんなひどい人だとは思わなかった。

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