誰が好きなの?
「それでいいの?
つぐみちゃんは」
「いいよ、別に。
もう思い残すことはない。
でも1つだけ、欲はあるんだ」
秦野くんが私のこと、もうどうも思ってないことは確かだけど。
「それは?」
「私、もう少しだ誕生日なんだ。
その日に別れようと思って。
でまぁ、お祝いの言葉だけでも最後に貰おうかなぁと・・・」
まぁ、あの人のことだからどうでもいい素振りをするだろうけど。
「えっ!?
誕生日?!
それっていつ?」