秘密*恋
「聖…ッ杏の事嫌いになっちゃたのぉ‥?」

「はぁ!?そんな訳ないだろ。…何でそう思ったんだ?」

杏は今にも泣き出しそうだ。

「だって、ぎゅってしてくれなかった…もん…ッ」

ぎゅって俺の服の裾を握る杏‥

もう‥我慢の限界だ‥

ひょいっ

「ふぇ…?」

杏をお姫様抱っこをして杏のベットにゆっくり体を沈めた。
「え??聖…?」

もちろん変な事をするつもりはない。

「もう、寝ろ」

驚く杏に俺は優しくキスをする。

「杏。あんまり杏が積極的だと俺も我慢出来なくなるからな?」

「!?///」

顔が真っ赤‥

酒抜けてきたな。

「お休み。杏」

肌布団を掛けて、顔を真っ赤にしてる杏の頭をそっとなでる。

「わ‥っ私‥そんな積極的ッだった‥?」

「うん。でも‥」

俺は杏の耳元でそっと

「…悪くなかった…けど?」

と囁いた。

「~///私ッ酔ってたから…ッ」

肌布団に顔を隠した杏が可愛くて可愛くて…

「杏。好きだ」

肌布団から覗く前髪にキスを落とし部屋を出た。
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