秘密*恋
「べつに…うまくいったのか?」

やっぱり…お兄ちゃんにとっては…私はただの妹でしかないんだぁ…

そう思うと涙が瞳を潤す。

「…かもねっ♪私友達に会ったから先行ってて♪」

がちゃ

一方的に電話を切ると我慢していた涙が溢れた。

「うぅ…ふぇぇ~」

私は駅のホームに座り込んで泣いた。
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