ふぁびりてぃーout
始まりの歌
いつか誰かが言っていた…
«ふぁびりてぃーout»
それは奇跡の電車。それは夢の電車。
好きな人が死んでしまったら…そんなこと考えたくないと思います。でも死んでしまったら?貴方はどうしますか?
___________________
「おはよ!幸輝!」
「おう!おはよー優輝」
『幸輝』(こうき)幸せで輝く人になるように。
俺の母親がつけてくれた名前だ、その母親は俺が小学3年生になる前に病気で死んだ。
その時俺よりも泣いていたのが
『優輝』(ゆうき)優しくて輝く人になるように。
名前が似てる理由、俺と優輝は幼馴染みというもので、母さんとおばさん(優輝の母親)は家が近く親友…それ以上の関係だったらしい
だから俺ら2人はなんでも知ってる仲だ。
もちもん…俺の初恋の事も…
___________________
由出羽高校(ゆでわ)の3-A組
村松 幸輝 (むらまつこうき)
花宮 優輝 (はなみやゆうき)
長瀬 江 (ながせごう)
佐々木 美々 (ささきみみ)
松岡 千智 (まつおかちさと)
氷高 凪咲 (ひだかなぎさ)
6人はとても仲がいい、席が近いのもその理由だろう
「皆おっはよ!今日も暑いねww」
「おはよー江、朝からテンションたけーなw」
「優輝達が低いんじゃない?特に幸輝!」
「いや…俺はいつも通り平常運転だから」
「幸輝テンション低!もっと元気出せ!」
「うるさい…こう!」
「あっ!今こうっつったな!俺はごうだ!」
そんなくだらない話をしていると外から女子の声がする
「あー皆おはよ!」
千智の挨拶に続いて美々も凪咲も挨拶してくる。ここまではいつも通りの朝の感じだった…
「ねーふぁびりてぃーoutって知ってる?」
「凪咲なにそれ!ふぁびりてぃーout?」
「この街にも来るらしいよ?死んだ人に会える電車…切符はその人への想いなんだって」
「それって好きな人って事!?」
「江こういう話好きだよねw」
「でもそうじゃない?てか皆で恋バナするの初めてだ!」
「皆の初恋の話でもしよっか!」
こうして女子が言う恋バナというものが始まった。その時俺の顔色に気づいたのはおそらく優輝だけだろう…
「幸輝の初恋の相手は?てかスバリ今の好きな人は!?」
千智の一言で女子たちがまとまって聞いてきた…こうゆう時の女子たちの団結力は凄すぎる。 やばい 直感でそう思った
「おい…いい加減やめてやれ、言いたくない事もあるだろ…」
低い静かな声で優輝がそうつぶやいた。周りが静まり返る、その沈黙がとても長く長く感じた…
すると察しの良い江が…
「じ、じゃあさ!千智の好きな人は?別に興味ねーけどwww」
「なんだと!」 いつもの6人のペースになってきた。優輝と俺の会話を心配そうな目で見つめている凪咲はそれを見てどう思ったのだろう…
«ふぁびりてぃーout»
それは奇跡の電車。それは夢の電車。
好きな人が死んでしまったら…そんなこと考えたくないと思います。でも死んでしまったら?貴方はどうしますか?
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「おはよ!幸輝!」
「おう!おはよー優輝」
『幸輝』(こうき)幸せで輝く人になるように。
俺の母親がつけてくれた名前だ、その母親は俺が小学3年生になる前に病気で死んだ。
その時俺よりも泣いていたのが
『優輝』(ゆうき)優しくて輝く人になるように。
名前が似てる理由、俺と優輝は幼馴染みというもので、母さんとおばさん(優輝の母親)は家が近く親友…それ以上の関係だったらしい
だから俺ら2人はなんでも知ってる仲だ。
もちもん…俺の初恋の事も…
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由出羽高校(ゆでわ)の3-A組
村松 幸輝 (むらまつこうき)
花宮 優輝 (はなみやゆうき)
長瀬 江 (ながせごう)
佐々木 美々 (ささきみみ)
松岡 千智 (まつおかちさと)
氷高 凪咲 (ひだかなぎさ)
6人はとても仲がいい、席が近いのもその理由だろう
「皆おっはよ!今日も暑いねww」
「おはよー江、朝からテンションたけーなw」
「優輝達が低いんじゃない?特に幸輝!」
「いや…俺はいつも通り平常運転だから」
「幸輝テンション低!もっと元気出せ!」
「うるさい…こう!」
「あっ!今こうっつったな!俺はごうだ!」
そんなくだらない話をしていると外から女子の声がする
「あー皆おはよ!」
千智の挨拶に続いて美々も凪咲も挨拶してくる。ここまではいつも通りの朝の感じだった…
「ねーふぁびりてぃーoutって知ってる?」
「凪咲なにそれ!ふぁびりてぃーout?」
「この街にも来るらしいよ?死んだ人に会える電車…切符はその人への想いなんだって」
「それって好きな人って事!?」
「江こういう話好きだよねw」
「でもそうじゃない?てか皆で恋バナするの初めてだ!」
「皆の初恋の話でもしよっか!」
こうして女子が言う恋バナというものが始まった。その時俺の顔色に気づいたのはおそらく優輝だけだろう…
「幸輝の初恋の相手は?てかスバリ今の好きな人は!?」
千智の一言で女子たちがまとまって聞いてきた…こうゆう時の女子たちの団結力は凄すぎる。 やばい 直感でそう思った
「おい…いい加減やめてやれ、言いたくない事もあるだろ…」
低い静かな声で優輝がそうつぶやいた。周りが静まり返る、その沈黙がとても長く長く感じた…
すると察しの良い江が…
「じ、じゃあさ!千智の好きな人は?別に興味ねーけどwww」
「なんだと!」 いつもの6人のペースになってきた。優輝と俺の会話を心配そうな目で見つめている凪咲はそれを見てどう思ったのだろう…