不幸を食べるキミ


今日は

白雪と僕の結婚式なんだ。

ポコっと出ている彼女のお腹。

あそこには新しい命が。


どんな子が生まれてくるのかな。


「そろそろお時間です」



立ち上がる僕。


『さぁ、行こう』


手を差し出す。



白雪「はいっ」



僕と白雪と新しい命、

3人での結婚式。


小さな場所で密かにだけど

僕は今、とても幸せだ。



『僕と出会ってくれてありがとう』

白雪「傍にいてくれてありがとう」

『これからもずっと一緒にいよう』

白雪「もちろん!」

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