regret medicine〜魔界からの訪問者〜


「こーんにっちはー!」

入ってきたのは一人の女性。

長い髪の毛は何も手入れせず、ボサボサ。
唯一まともだと言えるのは、目にかかっている前髪を黒いヘアピンで留めていること。それでも片方の目にはかかっていて、右目しか見えない。

服は目を向けられないほどだ。
冬だと言うのに、真っ白の半袖ワンピースを着ていて、下にはピンクの長いジャージ。

ヘラヘラ笑いながらこっちに顔を向けている。

要するに、全体的に言うと、だらしない。


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