ひまわり畑
そんな翔がポーカーフェイスを崩した時。

私がクラスの女子たちから悪口を言われた時だった。




私はとてつもなく落ち込んだ。
耳に入った時は泣きそうだった。




一人で歩く帰り道

後ろから見覚えのある声がした。

「あんなの気にすんなよ。」




振り向くといつもとは違う、悲しさを分かち合ってくれているような彼の顔があった。




優しかった。




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