世界で1番愛する君へ~君に届けるラブソング~
君はいつでも無愛想でそれでも私は君が好き
私ももうすぐ高校生か
やっぱり3年間なんて短いものなんだ
私は中学生活のアルバムを見ながらそう思った
音楽祭も体育祭も文化祭も
クラスの集合写真にもあなたはカメラの方向すら見ていない
むすっとした表情で横か下を向く
笑顔どころか…というような感じだ
次々とアルバムをめくる度に心地いい音がなる
思いでもよみがえって卒業するという事実に心が痛くなった
入学式
遠足
宿泊学習
校外学習
楽しかったすべての思い出の写真
そこに君が写っている写真はほとんどない
あの人と写真を撮ったのはこの1枚くらい
手に取った写真を見つめながら微笑む
懐かしい
今思えば今年も同じクラスになれたのは嬉しすぎるな
神様が仕組んだ運命かもしれない……なんてね