ウソツキの秘密。
次の日。
あの女がどこのクラスなのか、名前は何なのかも知らずにいることを不思議に感じない今日。
そんな物日常茶飯事とでも言うべきか、それが当たり前のことになっていた。
もともと、過ぎたことをウジウジと考え続けるタイプではないから、半ば諦めという感情もあるのかもしれない。
なんて考えてるといつの間にか終わっていた4時間目。
昨日は初日で授業が午前だったけど、今日からは普通に6時間。
ということは、お昼休みがあるということで。
「久々にアソコでも行っとくか」
そう呟いて、パンを片手に教室を出た。