ピンクパンサー



「またケンカ?」




──次の日、莉緒は学校で
大親友の亜紀子に話をした。




「今回は絶対裕太が悪い。」


「あんたいっつも
そう言うてんやん。

で?なにが原因なん?」




「…イヴ、あたしの
誕生日やん?」


「うん。」


「なのにあのアホ…
バイトいれたとか
言うてんねん」



亜紀子は話を聞いたとたん、
ゲラゲラ笑いはじめた。



「あははは!
裕太くんらしいなあ〜」


「笑うなっ!」



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