ピンクパンサー

「……わかりました」



あたしは涙を流しながらそう答えた。




先輩は、どこまでええ人なんやろ……




「ありがとう。
ほなね。」



先輩はそう言うとカフェを出ていった。





先輩……



先輩………ごめんなさい……




こんなにぎょうさんひどいことしてごめんなさい……




先輩が帰ったあと、あたしは人目を気にせずに泣いた。




…同時に、決心もついた。
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