ピンクパンサー


「ほな、さようなら」


「おう。ほなな」




あたしは先輩と別れて、すぐに走った。




恵介先輩…!


言うたよ…!



あたしやっとけじめついたんや…!





…走って走って、先輩の待つ公園に急いだ。



先輩はあたしが告白するのを知ってて、“昨日の返事するから公園で待ってて下さい”と言っていた。




「…はぁっ…はぁ……」




…公園につき、先輩を探すと、先輩はしょぼんとブランコに乗って揺れていた。
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