ピンクパンサー


「…悟?」


「んー?何ー?」




──次の日、あたしは悟んちにいた。




「…ちゅーして」


「はあ?何をいきなり言うとんねん、お前は。」





…悟のアホ。


あたしが寂しいの気付いてないんか。




「えーやんか!」


「アホ。今はそうゆう雰囲気やないやろ。」



悟はベッドにもたりかかりながら雑誌を読んでいた。



…アホ!!



「どっちがアホやねん。アホ」


あたしはすねて悟に背を向けた。
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