in theクローゼット
間章
side-三笠舞
* * *
うずくまって、目を閉じていた。
愛ちゃんがの言葉が降ってくる。
さよならと言って立ち去る気配がしたけれど、顔を上げることが出来なかった。
愛ちゃんが、わたしのことを好きだと言う。
友達としてじゃなく、好きなんだって、告白をされた。
どうしたらいいのかわからなくって、怖くて、気持ち悪くて、嫌だって思った。
だって、わたしは愛ちゃんが大好きだったから。
親友だと思っていたのに、裏切られた気分。
でも――――きっと、わたしと愛ちゃんは両思いになれたはずだったんだ。