Love Birthday‥
神様が手を差し伸べてくれたの?
学校帰りに、理子と久美子と小百合が家に来てくれた。
「愛実、本当にごめんね!」
「久美子のせいじゃないよ。だから気にしないで」
久美子の目は潤んでいた。
きっと、保健室から出た後も自分を責めていたにちがいない。
「痛い?」
「ううん、大丈夫だよ」
「ギブスにハート描いてもいい?」
「やだよー」
心配してくれてる小百合。
空気を和ませてくれる理子。
私が告白しても、
私を受け入れてくれる?
少しでもそんな期待しないほうがいいかな……。
私は、理子がせっかく和ませてくれたこの空気を壊そうとしている。
笑顔の三人に、私は告白した。