Love Birthday‥


理子の家に入ると、みんなの靴が玄関に並んで置いてあった。



みんなの靴……



多くない??





理子の部屋のドアを開けた私は、

思わぬ歓迎を受けた。







「「「 メリークリスマス 」」」



パンパンッ!!―― パパパーン!!





「うわぁっ!!」



クラッカーの音に驚き思わず目を閉じた私。


ゆっくりと瞼を開くと、思わぬ顔がみんなの中にあった。




志則!!??

どうしてここにいるの!?



女の子の中に、志則と高木君がいた。



「愛実、驚きすぎだよ~」

「ほら、座って!」


「う、うん」



理子と小百合が私の手を引いて座らせた。




なんで志則たちがここにいるの??




あっ、なに!? その笑顔~!!





にんまりと笑って私を見た志則は、嬉しそうにコーラを飲んでる。


さっきまで一緒にベッドインいてた志則とは思えないほど無邪気な顔をして。




理子が私にコップを渡しながら、この状況になった経緯を教えてくれた。



「買い出しに行ったら高木君に会ってね、せっかくだから一緒にパーティーすることにしたの。
男一人じゃ寂しいから吉田君にも電話してみるってことになって、こうなったってわけ」


「そ、そうなんだぁ」


「ごめんね、急に割り込んで。
いやだった?」


「全然!」



高木君に首を横に大きく振って答えた私に、志則が流し目で視線を送ってきた。



もう~~!

志則のバカ!!








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