Love Birthday‥



その時の勇気を思い出し、私は病院の中に入った。


まだ患者さんの姿がない静かな病院。

私の胸の中は緊張してドキドキしていた。





だけど、あの扉は以前と変わらず


『おいで、待っていたよ』



と言ってくれているかように開いていた。





私は息を大きく吸って、リハビリテーションの扉の向こうに足を踏み入れた。












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