Love Birthday‥
雪が降ってないのに、外の風はとても冷たかった。
冷たくて、冷たくて、
肌に突き刺さる。
あ~~、スッキリした!
やっと志則と別れることができた。
これで純粋な恋ができる。
杉田君と、新しい恋を始められる。
すごくスッキリしたはずなのに……
心に沈んだ何かは、
重たいままだった。
重くて重くて
足が前に進まない。
後ろには軽く進めそうなのに、
私が行きたい所には、なかなか進めなかった。