Love Birthday‥
ベッドから立ち上がった瞬間、頭がクラッとした。
だけど、私は保健室の先生にお礼を言って歩きだした。
大好きな杉田君に会うために。
教室に向かって歩いていると、理子が迎えに来てくれた。
「教室の前で杉田君が待ってるよ」
私の胸がドキッとする。
教室に来てくれるってわかってたけど、本当に来てくれたことを知ったら、私の胸は大きく波打った。
「頑張ってね!」
私の背中に勇気をくれた理子。
理子に手を振り、教室に向かって走りだした。
その時の私は、さっきまでの頭痛が嘘みたいに消えてて、頭の中は杉田君のことでいっぱいになってた。