Love Birthday‥
「よかった~」
ほっとした私は、志則の肩の上に乗せていた顔を離した。
その途端、
志則の顔がすごくすご~く近くにあることに気づいた。
不覚にも私は、なんとも思ってない志則にドキッとした。
あれ?
ドキッ が続く……
なにドキドキしてんの、私!?
月の光が志則の瞳を照らす。
私はその瞳から目を逸らせなかった。
どうして志則は、そんなに私を見ているの?
私は、どうして離れようとしないの?
気がつくと
私達は抱き締め合っていた。