意地悪な男と恋をはじめます。
そう、仲は良くない。そんな関係ではないのだから。

「仲は良くないです。私にとっては、矢野は詐欺師ですから。」

そう言い残し、桜楽は、先輩の前から逃げるように去ってた。

さて今回は、なんて言ってくるのかしら。

「見つかる前に帰るけどね。」

けど歩くスピードは、早まらない。むしろ遅いほうだ。いつも月のランキング発表の日はそう。桜楽は、自分で思ってるより、ショックを受けている。

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